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リップル(XRP)とステラルーメン(XLM)どっちに投資するべき？徹底比較

2025-04-11

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こんな悩みを解決できる記事を用意しました！

リップル(XRP)とステラルーメン(XLM)は、常に時価総額ランキング上位で人気が高い暗号資産（仮想通貨）です。

本記事では、リップルとステラルーメンのどっちに投資するべきか、2つの違いを徹底比較しました！

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リップルとステラルーメンどっちに投資するべき？

結論、投資家の投資スタイルや目的によって異なります。

筆者の見解は、下記の通りです。

銘柄投資家の投資スタイルや目的
リップル(XRP)・短期的な急騰を狙う
・大手金融機関や企業向けの国際送金の将来性に期待する
ステラルーメン(XLM)・緩やかに資産を増やす
・個人間の国際送金や金融システムの包括・効率化の将来性に期待する

特に、直近ではリップルETF承認への期待やSECとの裁判終結により、リップルの急騰が期待できると考えています。

実際に筆者は、現在900XRPほどを保有しています。

とはいえ、両方とも将来性が期待できる暗号資産（仮想通貨）です。

リップルとステラルーメンのどっちを選んでも、長期的には価格の高騰が期待できます。

ご自身の投資スタイルや目的に合わせて投資する銘柄を選んでみてくださいね。

リップルとステラルーメンの違い

リップルとステラルーメンの主な違いは、下記の通りです。

順番に説明します。

運営方針の違い

各プロジェクトを比較すると、運営方針に大きな違いが見られます。

銘柄組織資金調達方法
リップル(XRP)株式会社(リップル社)企業の収益方式
ステラルーメン(XLM)非営利団体(ステラ開発財団)主に助成金、寄付など

リップル社は株式会社として株主に対する利益還元も考慮された営利団体ですが、ステラ開発財団は非営利団体として社会貢献を重視しています。

また、通貨の発行や供給量の管理方針も異なっており、リップルは段階的な売却により供給量を管理していますが、ステラルーメンは2019年総供給量を大幅に削減しました。

処理システムの違い

各プロジェクトそれぞれ独自の処理システムを採用しており、下記の通り性能も異なっています。

銘柄コンセンサスアルゴリズム決済スピード
リップル(XRP)RPCA(リップル・プロトコル・コンセンサス・アルゴリズム)3秒
ステラルーメン(XLM)SCP(ステラ・コンセンサス・プロトコル)2〜5秒

RPCA(リップル・プロトコル・コンセンサス・アルゴリズム)とは？

リップル社が選んだバリデーターの内、80％以上の合意を得た時に承認される仕組み

SCP(ステラ・コンセンサス・プロトコル)とは？

承認作業に携わる人を投票で選出する方法で、2/3の合意で承認される仕組み

どちらもバリデーターによって承認作業が行われますが、SCP(ステラ・コンセンサス・プロトコル)の方が分散性が高くなっています。

プロジェクト展望の違い

リップルとステラルーメンは、各プロジェクトの展望やメインターゲットが異なります。

リップルは金融機関や企業がメインターゲットで、既存の金融システムとの統合を目指して国際送金の問題を解決する目的で開発されました。

一方、ステラルーメンは個人間の送金がメインターゲットで、銀行口座を持たない人々でも利用できる送金システムの構築といった国際送金の問題解決に注力しています。

つまり、各プロジェクトが国際送金の問題の解決を目指している点は共通していますが、メインターゲットや事業展開の進め方が異なっています。

リップルとステラルーメンの共通点

リップルとステラルーメンの主な共通点は、下記の通りです。

順番に説明します。

国際送金に特化

ブリッジ通貨として優れた性能を持っており、国際送金に特化している点が共通しています。

従来の国際送金システム「SWIFT」では、複数のコルレス銀行を中継して交際送金する必要がありました。

SWIFTでは、複数の銀行を経由するため送金に2~5日程度かかり、手数料も高い点が課題です。

しかし、リップルやステラルーメンを使えば、複数の銀行を中継せずに国際送金できるようになり、高速・低コストで送金することができます。

環境に配慮した設計

リップルとステラルーメンはバリデーターを採用しており、承認作業にマイニングが必要としない環境に配慮した設計になっています。

ビットコインやライトコインは承認作業をする際に、承認作業参加者である「マイナー」に対してマイニングが発生します。

しかし、リップルやステラルーメンは中央集権型の管理体制により、「マイナー」にマイニングを支払う必要がありません。

つまり、バリデーターを採用することでマイニングに必要な膨大な電力を必要とせず、省エネに貢献している点が共通していると言えます。

中央集権型の管理体制

リップルとステラルーメンは、どちらも中央集権型の管理体制です。

中央集権型のメリットは、承認作業にバリデーターを採用しているため高速かつ低コストで送金ができること。

分散型の場合、取引の検証時に不特定多数のネットワーク参加者の力を借りて膨大な計算をおこなうため、処理に時間がかかってしまいます。

しかし、中央集権型は信用できる少人数に検証と承認作業を任せる仕組みになっているため、高速かつ低コストで送金できます。

リップル(XRP)の基本情報

Ripple 公式サイト
名称リップル、XRP
公式サイトhttps://ripple.com/
通貨単位・シンボルXRP
価格*283円
時価総額ランキング*4位
ローンチ時期2013年2月
＊2025年4月11日時点、CoinMarketCap調べ

リップル(XRP)は、2013年にアメリカのフィンテック企業「Ripple Labs Inc.（以下リップル社）」から公開した暗号資産（仮想通貨）です。

法定通貨や暗号資産（仮想通貨）を、低コストかつスピーディに送金するための「ブリッジ通貨」として国際送金に活用されています。

既に発行上限枚数1,000億枚すべてが発行済みで、今後新規発行される予定はありません。

また、リップルは時価総額ランキングで常に上位に位置しており、投資対象としても高い人気があります。

実際に、日本では国内取引所の大半で取り扱いがあり、国内の投資家も日々活発にリップルを取引しています。

リップルの特徴

リップルが持っている特徴は、以下の通りです。

順番に説明します。

時価総額が高い主要通貨

リップルは無数の暗号資産（仮想通貨）の中でも、時価総額が高い主要通貨として取り扱われています。

2025年4月時点の時価総額は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)に続いて第4位となっています。

実際に、リップルは国内外の暗号資産（仮想通貨）取引所で取り扱われており、投資対象として人気です。

2025年1月には、7年ぶりに最高値を更新しており、現在も主要通貨として注目されています。

高速・低コストで送金できる

リップルをブリッジ通貨として活用することで、高速・低コストで送金することができます。

下記の通り、リップルの技術はビットコインやイーサリアム以上の送金スピードを誇っています。

銘柄送金時間
BTC(ビットコイン)約10分
ETH(イーサリアム)約15秒
XRP(リップル)約3秒

このような優れた性能が発揮できる理由は、リップルのコンセンサスアルゴリズムにあります。

例えば、ビットコインは取引の検証時に不特定多数のネットワーク参加者の力を借りて膨大な計算をおこなうため、処理に時間がかかってしまいます。

その一方、リップルは信用できる少人数に検証と承認作業を任せる仕組みになっているため、取引に時間とコストがかかりません。

リップル社が管理する中央集権型の通貨

リップルは、発行元であるリップル社が管理を行っている中央集権型の暗号資産（仮想通貨）です。

また、リップル社は現在の総枚数1,000億枚の内、過半数を超える630億枚を保有しています。

しかし、その状態だとリップル社の裁量で価値をコントロールできてしまうため、2017年、リップル社は信用確保のため保有分の約90％をロックアップしました。

ロックアップされたリップルは、毎月10億枚ずつロックアップを解除されており、そうすることでリップルは少しずつ市場に供給されています。

リップルの将来性

リップルの将来性は、下記の通りです。

順番に説明します。

SECとの裁判が終結

2025年3月19日、リップル社CEOはSECがリップル社に対する控訴を取り下げると発表しました。

裁判の発端は、2020年12月、有価証券未登録で販売していたXRPに対して、本来登録をして販売する必要があるのではないかとSECが提訴したことから始まりました。

2020年12月23日、リップル社に対してSECが提訴した日のXRP価格は、下記の通り大きく下落しています。

しかし、約4年に渡る法廷闘争が実質的に終結を迎えたことで、今後XRPは最高値を大きく更新していく可能性があります。

ETF承認への期待

2025年4月現在、現物ETFの審査が始まっている旨の報道があり承認への期待が高まっています

昨年は、BTC(ビットコイン)とETH(イーサリアム)の現物ETF承認が話題になりました。

リップルは実用性の高さや大手金融機関との提携実績が評価されているため、次の有力候補として注目を集めています。

下記は、ビットコインETFが承認された後の価格推移を示しており、現在にかけて価格の上昇を続けています。

リップルETFが承認されれば、多くの投資家を市場に引き込み価格上昇が期待できます。

>>リップル(XRP)はETF承認される？今後の見通しや買い方を徹底解説

RWAトークン化事業に参入

リップル社は現在、RWAトークン化事業に本格的に参入しています。

RWA(リアルワールドアセット)とは？

現実世界の資産をブロックチェーン上にトークン化し、デジタルトークンを表現するもの

直近では2025年1月28日、リップル社はXRPレジャー上にRWAのトークン化を推進するOndoの「OUSG」を提供すると発表しました。

またリップル社は、以前からRWAの事業に興味を示しており、ステーブルコイン「RLUSD」もRWAトークン化事業の一つです。

米投資会社21.coによると、RWAトークン化市場は2030年までに1500兆円（10兆ドル）規模に達するという見解を示しており、今後の普及次第でリップルの需要の急拡大が期待できます。

リップルの問題点・課題

リップルが抱えている問題点・課題は、下記の通りです。

順番に説明します。

リップル社のXRP保有量が多い

リップル社の課題として、リップル社のXRP保有量が多いことが挙げられます。

なぜなら、1つの組織が多く保有している場合、急激にXRPが市場に出回り、需要と供給のバランスが崩れるリスクがあるから。

XRPは総発行枚数1,000億枚ですが、過半数を超える約630億枚をリップル社が保有しています。

実際には、リップル社が保有するXRPにはロックアップがかけられており、大量に市場に放出されることは考えにくいですが、ユーザーにとっては不安が残るポイントです。

ボラティリティが高い

リップルは、他の暗号資産（仮想通貨）や法定通貨と比較してもボラティリティが大きい通貨です。

実際、XRPは1日で30%以上価格の高騰や暴落が起きることも珍しくありません。

しかし、価格の変動性が高いことは投資家にとって不安要素ではありますが、うまく活用できればチャンスにもなります。

リップルの全期間チャートを見ると、短期的な価格の高騰や暴落はありますが、長期的な視点で見ると価格は上がっています。

つまり、一時的な価格変動に惑わされず、長期的な視点を持って投資することで大きなリターンを得るチャンスがあるということです。

リップルに限らず暗号資産（仮想通貨）の法整備は不十分な部分が多く、リップル社とSECの裁判も法整備の不十分な点が要因に挙げられます。

2021年11月、リップル社はアメリカにおける実用的な暗号資産（仮想通貨）規制のあり方を提案し、特に官民連携の重要性を訴えました。

また、これはアメリカに限らず、世界中で暗号資産（仮想通貨）やブロックチェーンの技術革新に対して法整備が追いついていません。

リップルを含む暗号資産（仮想通貨）の発展には、世界中の投資家や企業・政府にメリットのある法整備を整える必要があります。

逆に、発展を阻害するような強い規制が導入されれば、市場全体にネガティブな影響を与える恐れもあるため、今後の法整備の動向は広く把握しておくべきです。

リップルの将来の価格予想

ップルの将来の価格予想について、各分析機関の価格予想と主な根拠を説明します。

順番に説明します。

2025年の価格予想

2025年のリップル価格予想に関して、主要分析機関による見解は下記の通りです。

分析機関最低価格最高価格
PrimeXBT1.07ドル4.06ドル
CryptoNewsZ2.21ドル4.01ドル
Digital Coin Price2.17ドル5.37ドル
PricePrediction3.32ドル4.04ドル

2025年前半は1.07ドルまでの下落が予想されていますが、後半は5.37ドルまでの高騰が見込まれています。

2025年XRP価格予想の主な根拠
  • リップルETF承認の可能性
  • アメリカ戦略的準備金にXRP組み入れ
  • ビットコイン半減期後のアルトコインシーズン到来

暗号資産（仮想通貨）に関する新たな政権や暗号規制の強化における不確実性が高いため、価格は大きく変動する可能性があります。

2030年の価格予想

2030年のリップル価格予想に関して、主要分析機関による見解は下記の通りです。

分析機関最低価格最高価格
PrimeXBT3.54ドル9.81ドル
CryptoNewsZ11.32ドル12.05ドル
Digital Coin Price11.68ドル13.39ドル
PricePrediction22.21ドル26.61ドル

2030年までの長期的な視点では、最低価格は3.54ドル、最高価格は26.61ドルになると予想されており、見解に大きな差が見られます。

2030年XRP価格予想の主な根拠
  • 法的な問題の解消
  • XRPが国際送金の主要通貨になる可能性
  • ブロックチェーンの普及によるデジタル資産への需要の増加

ただし、この長期予測には規制環境の変化や新技術の台頭などの不確実性が高いため、予想が大きく変動する可能性に注意が必要です。

ステラルーメン(XLM)の基本情報

Stellar 公式サイト
名称ステラルーメン
公式サイトhttps://stellar.org/
通貨単位・シンボルXLM
価格*33円
時価総額ランキング*16位
ローンチ時期2014年2月
＊2025年4月11日時点、CoinMarketCap調べ

ステラルーメン(XLM)は、2014年に「ステラ開発財団」から発行された暗号資産（仮想通貨）です。

個人間の送金を主な目的とした暗号資産（仮想通貨）で、リップルと同じように「ブリッジ通貨」として国際送金に活用されています。

既に発行上限枚数1,000億枚すべてが発行済みで、今後新規発行される予定はありません。

発行上限枚数の内、550億枚は2019年11月ステラ開発財団により焼却(バーン)されており、現在の総枚数は500億枚です。

そんなステラルーメンは、時価総額ランキングで現在14位に位置しており、投資対象としても高い人気があります。

ステラルーメンの特徴

ステラルーメンが持っている特徴は、以下のとおり。

順番に説明します。

個人間の送金に特化している

ステラルーメンは、リップルと同様に国際送金を目的として開発されており、特に個人間の利用をメインターゲットとしています。

ステラルーメンを使った送金では、複数の銀行を中継せずに国際送金できるようになっています。

ただし、企業との関わりが一切ない訳ではありません。

ステラルーメンの主要な提携先
  • IBM
  • TEMPO
  • Deloitte(デロイト)
  • MoneyGram(マネーグラム)
  • Mastercard(マスターカード)

背景には、アンバンクドと呼ばれる銀行口座を持たない人であっても資金の保管や送金ができるように、ネットワークの拡大を進めています。

高速・低コストで送金できる

ステラルーメンをブリッジ通貨として活用することで、高速・低コストで送金することができます。

下記の通り、ステラルーメンの技術はビットコインやイーサリアム以上の送金スピードを誇っています。

銘柄送金時間
BTC(ビットコイン)約10分
ETH(イーサリアム)約15秒
XLM(ステラルーメン)2〜5秒

このような優れた性能が発揮できる理由は、ステラルーメン独自のコンセンサスアルゴリズムにあります。

最初はリップルをベースに開発されていましたが、その後独自のコンセンサスアルゴリズム「SCP(Stellar Consensus Protocol)」に移行しました。

ステラルーメン独自のコンセンサスアルゴリズム「SCP(Stellar Consensus Protocol)」の採用により、高速かつ低コストな送金が実現しています。

ステラ開発財団が管理する中央集権型の通貨

ステラルーメンは、発行元であるステラ開発財団が管理を行っている中央集権型の暗号資産（仮想通貨）です。

また、ステラルーメンの現在の総枚数500億枚の内、過半数を超える300億枚をステラ開発財団が保有しています。

ステラ開発財団が保有する300億枚は毎年市場に供給されていますが、正確な年間の供給数量は定められていません。

暗号資産（仮想通貨）には、ビットコインやイーサリアムなど分散型の通貨が多いので、XLMの中央集権型の通貨である部分は大きな特徴の1つと言えます。

ステラルーメンの将来性

ステラルーメンの将来性は、下記の通りです。

順番に説明します。

ステラでステーブルコインを積極的導入

ステラ開発財団が運営するブロックチェーンであるステラ(Stellar)では、ステラルーメン以外の暗号資産（仮想通貨）の基盤にも活用されています。

2020年10月、「USDコイン(USDC)」がステラに導入されたことが発表され、話題になりました。

さらに、2021年9月はペルーの法定通貨に裏付けられたステーブルコイン「デジタルソル(Digital SOL)」をステラを導入しています。

こういった背景から、ステラではステーブルコインを含む暗号資産（仮想通貨）を導入するブロックチェーンとして支持されています。

送金ネットワークの拡大を目指している

ステラは、米IT関連企業であるIBMをはじめとする複数の大企業と提携しています。

また、IBMとステラの提携によって「IBMBlockchainWorldWire」と呼ばれる新しい国際送金ネットワークが開発されました。

さらに、2021年にはEU27カ国とタイでの国際送金ができるシステム構築を目指し、決済サービスを提供するVelo Labs社と連携をしています。

こういったステラを基盤にした送金ネットワークの拡大が進むことで、ステラルーメンを投資対象に含む投資家が増えていくことが期待できます。

ステラルーメンを含む投資商品の発表

ステラルーメンは、投資信託やETP(上場投資商品)の構成銘柄に含まれるケースが増えており、市場の活性化が期待できます。

ステラルーメンを含む投資商品
  • ステラルーメン投資信託
  • ステラETP

こうした動きは、機関投資家による大口取引や資産運用会社や年金基金など、市場の流動性が高まるきっかけになるでしょう。

投資信託やETPなどXLMに投資できる選択肢が増えていけば、XLMの価格上昇が期待できます。

ステラルーメンの問題点・課題

ステラルーメンが抱えている問題点・課題は、下記の通りです。

順番に説明します。

ステラ開発財団のXLM保有量が多い

ステラルーメンの課題に、ステラ開発財団のXLM保有量が多いことが挙げられます。

なぜなら、ステラ開発財団が多く保有している以上、財団の意思決定次第で急激にXLMが市場に出回り、需要と供給のバランスが崩れるリスクがあるから。

XLMの現在の総枚数500億枚ですが、過半数を超える約300億枚をステラ開発財団が保有しています。

ステラ開発財団が保有するXLMは、数年かけて各プロジェクトが執行され、執行される都度XLMの供給量が増えることになります。

また、財団自体に問題が発生する可能性もありますので、ユーザーにとってより一層、財団の透明性が重要視されるでしょう。

ボラティリティが高い

ステラルーメンは、リップルと同様に他の暗号資産（仮想通貨）や法定通貨と比較してもボラティリティが大きい通貨です。

実際、XLMは1日で30％以上価格の高騰や暴落が起きることも珍しくありません。

ボラティリティが大きいということは、短期間に大きな利益を獲得できる可能性があります。

しかし、急激な下落リスクも持ち合わせているため、投資家にとって不安要素も大きく、十分な注意が求められます。

エコシステムの拡大

ステラルーメンのエコシステムは、他の暗号資産（仮想通貨）と比較して拡大が遅れていると言われています。

エコシステムとは？

ブロックチェーンで発行された暗号資産（仮想通貨）によって成り立つ社会や経済、仕組みなどのこと

XLMエコシステム拡大における課題
  • 開発者の新規参入が少ない
  • DApp(分散型アプリケーション)の数が少ない

現在、ステラルーメンは上記の課題を抱えており、エコシステムの拡大が限定的になってしまうという懸念があります。

その結果、様々なユースケースに対応できるカスタマイズ性が欠落し、新しいイノベーションが生まれにくい状態になっています。

ステラルーメンの将来の価格予想

下記期間における、XLMの価格予想と根拠を説明します。

順番に説明します。

2025年の価格予想

2025年のステラルーメン価格予想に関して、主要分析機関による見解は下記の通りです。

分析機関最低価格最高価格
PrimeXBT0.29ドル0.43ドル
CryptoNewsZ0.21ドル0.25ドル
Digital Coin Price0.21ドル0.51ドル
PricePrediction0.30ドル0.35ドル

2025年前半は0.21ドルまでの下落が予想されていますが、後半は0.51ドルまでの高騰が見込まれています。

2025年XLM価格予想の主な根拠
  • IBM提携プロジェクトにおける進展状況
  • リップルETF申請結果における市場の反応
  • CBDC(中央銀行デジタル通貨)をステラ基盤で開発する可能性

暗号資産（仮想通貨）に関する新たな政権や暗号規制の強化における不確実性が高いため、価格は大きく変動する可能性があります。

2030年の価格予想

2030年のステラルーメン価格予想に関して、主要分析機関による見解は下記の通りです。

分析機関最低価格最高価格
PrimeXBT0.56ドル1.32ドル
CryptoNewsZ0.69ドル3.63ドル
Digital Coin Price1.10ドル1.25ドル
PricePrediction1.79ドル2.22ドル

2030年までの長期的な視点では、最低価格は0.56ドル、最高価格は3.63ドルになると予想されており、見解に大きな差が見られます。

2030年XLM価格予想の主な根拠
  • 東南アジアやアフリカに対する金融サービス提供の拡大
  • 国内決済・国際送金の両軸におけるエコシステムの拡大
  • ロックチェーンの普及によるデジタル資産への需要の増加

ただし、この長期予測には多くの不確実性要因が含まれていることに注意が必要です。

リップルの買い方｜３ステップ

本記事では、国内大手の取引所コインチェックで購入する手順を説明します。

  1. コインチェックで口座開設
  2. コインチェックに入金
  3. コインチェックでリップルを購入

順番に説明します。

コインチェックで口座を開設する

まずはコインチェックの口座を開設していきます。

下記のリンクから無料で口座開設を進めておきましょう。

>>コインチェックを無料で口座開設する

>>【保存版】コインチェック(Coincheck)の口座開設方法を徹底解説

コインチェックに入金する

口座開設が完了したら、次はコインチェック口座にリップルの購入資金を入金しましょう。

入金方法は下記の3種類です。

おすすめは安全性が高く手数料が抑えられる「銀行振込」です。

1つ選択して入金しましょう。

リップルを購入する数量を決定

値動きを分析して取引のチャンスを見定めたら、いよいよリップルを購入してみましょう。

コインチェックの販売所からXRPを選択し、数量を入力後に交換する通貨を選択することで購入できます。

コインチェックでリップルを購入する方法の説明は以上です。

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レンディングとは？

保有している暗号資産を専用のプラットフォームに貸し出すことで、利息（報酬）を受け取れるサービス

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PBRレンディングとビットレンディングを比較

PBRレンディングとビットレンディングを比較した表は、以下の通りです。

名称
年利10% or 12%7% or 8% or 10%
特徴高利率・毎日利息反映自動複利運用
取扱銘柄BTC（ビットコイン）
ETH（イーサリアム）
XRP（リップル）
USDT（テザー）
USDC（USDコイン）
ADA（エイダコイン）		BTC（ビットコイン）
ETH（イーサリアム）
XRP（リップル）
USDT（テザー）
USDC（USDコイン）
DAI（ダイ）
銘柄別の年利BTC：10% or 12%
ETH：10% or 12%
XRP：10% or 12%
USDT：10% or 12%
USDC：10% or 12%
ADA：10% or 12%		BTC：8%
ETH：8%
XRP：7%
USDT：10%
USDC：10%
DAI：10%
最低貸出数量0.01BTC
0.1 ETH
500XRP
500ADA
300USDT
300USDC		0.01BTC
0.1 ETH
360XRP
200USDT
200USDC
200DAI
最低貸出期間1ヶ月1ヶ月

貸出したい銘柄の年利と最低貸出数量など見比べて、ご自身にピッタリなサービスを選ぶようにしましょう。

2社のおすすめな人

また暗号資産（仮想通貨）はまだ不安定な市場であるため、リスクヘッジで両方に分散投資しておくのもおすすめですよ。

「高利率・毎日利息反映」vs「自動複利運用」

PBRレンディングは「高利率・毎日利息反映」ですが単利運用、ビットレンディングは「自動複利運用」で雪だるま式に増やせるといったそれぞれにメリット・デメリットがあります。

1,000XRPを10年間貸出した場合
期間PBRレンディング（10％）ビットレンディング（7％）
1年後1,100XRP1,070XRP
2年後1,200XRP1,145XRP
3年後1,300XRP1,225XRP
4年後1,400XRP1,311XRP
5年後1,500XRP1,403XRP
6年後1,600XRP1,501XRP
7年後1,700XRP1,606XRP
8年後1,800XRP1,718XRP
9年後1,900XRP1,838XRP
10年後2,000XRP1,967XRP

PBRレンディングは単利運用で増やしにくいイメージがありますが、ビットレンディングと比較すると10年後でもPBRレンディングの方が運用収益は高くなっています。

上記を踏まえ、運用利率を重視するという方は、PBRレンディングがおすすめですよ。

両社に分散投資でリスクヘッジ

国内レンディングサービス2社の比較やおすすめな人を紹介しましたが、理想は2社に分散投資です。

なぜなら、暗号資産（仮想通貨）は法定通貨と比べて、ボラティリティが高く業界も不安定であるため。

最悪の場合、企業の倒産やハッキングにより貸出していた暗号資産（仮想通貨）が返金されなくなる可能性があります。

実際に僕は、両者にリップル(XRP)を分散投資してリスクヘッジをするようにしています。

PBRレンディングの実際の取引画面
ビットレンディングの実際の取引画面

余裕がある方は大切な資産を守るためにも、分散投資を検討することをおすすめします。

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リップルとステラルーメンの投資における注意点

リップルを購入する際、抑えておきたい注意点は下記の通りです。

順番に説明します。

分散投資する

リップルの投資に限りませんが、暗号資産（仮想通貨）に投資するなら分散投資がおすすめです。

理由は、法定通貨と比べても暗号資産（仮想通貨）は価格変動が激しく業界も不安定だから。

分散投資をすることで、企業の倒産やハッキングなどのリスクを抑えられますし、大きなリターンを得られる確率も上げられます。

実際に筆者は、複数の取引所やレンディングサービスに分散して、合計200万円相当の暗号資産（仮想通貨）を保有しています。

これから投資する方は、「リスク回避」と「リターン最大化」の為にも分散投資がおすすめです。

余剰資金で投資する

投資全般に言えることですが、余剰資金で投資を行うことをおすすめします。

なぜなら、万が一の損失が発生しても生活に支障をきたすリスクを回避できるから。

特にリップルの価格変動は大きく、1日で30%以上価格の高騰や暴落が起きることも珍しくありません。

筆者の場合は、1年間以上生活できる貯蓄を残した上で余剰資金の範囲内で投資しています。

まずは暗号資産（仮想通貨）市場の価格変動に慣れる目的も考慮して、少額から投資を始めることをおすすめします。

安全な取引所で投資する

利用する取引所を選ぶ際は、下記の特徴を持つ信頼性が高い取引所で投資することをおすすめします。

  • 金融庁指定の暗号資産交換業者である
  • 金融庁認定の自主規制団体に加盟している
  • セキュリティ体制が万全である

実際に2024年5月、DMMビットコインでは約482億円相当の暗号資産（仮想通貨）が不正流出しています。

暗号資産（仮想通貨）交換業のDMMビットコイン（東京・中央）は廃業する方針を固めた。5月末に482億円相当のビットコインが不正流出してサービスの制限が続いており、経営の立て直しを断念した。
- 日本経済新聞

金融庁に登録がある安全な取引所を利用し、2段階認証の活用でセキュリティを強化するなど対策しておきましょう。

投資判断は自己責任で行う

大前提、リップルへの投資判断は慎重に実施し、自己責任で投資を行なってください。

本記事では、過去チャートを踏まえてリップルに関する情報を記載していますが、リップルの購入を推奨しているわけではありません。

投資家の間では、2025年は6月〜10月に高騰する可能性が高いとされていますが、100%価格が高騰するとは限りません。

特に、リップルはボラティリティが高い暗号資産（仮想通貨）ですので、購入する際は慎重な投資判断と自己責任のもとで実施してください。

短期的な暴落に惑わされない

暗号資産（仮想通貨）は短期的な価格変動が大きいですが、長期視点を持った投資判断を持つことも大切です。

なぜなら短期的な価格変動に惑わされて売却してしまうと、損してしまう可能性が高いから。

筆者は、2020年1XRP=約15円前後を推移していた時に保有していたXRPをすべて売却してしまい、大変後悔しています。

短期的な価格変動に惑わされずに長期的な視点で投資判断を下すようにしましょう。

まとめ

リップルとステラルーメンのどっちに投資するべきか、悩む方向けに2つの違いを徹底比較してきました。

最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。

本記事のまとめ
  • 短期的な急騰を狙うという方は、リップルに投資がおすすめ
  • 緩やかに資産を増やしたいという方は、ステラルーメンに投資がおすすめ
  • リップルは金融機関や企業、ステラルーメンは個人がメインターゲット

リップルとステラルーメンの投資を検討する場合、取引所は少額の500円から購入できるコインチェックがおすすめです。

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